History



2009年6月6日に芝浦工大のOBメンバーによって構成されるS.R.M(shibaura riders meeting)主催のツーリング。
通称OBツーリングの時にお聞きした内容をもとに、二輪車愛好会の歴史をご紹介します。


S.R.Mに所属されているのは20代から50代の幅広い年代の方々で、学生時代から二輪に親しみ現在もバイクライフを楽しんでいる方ばかりです。
まだ芝浦工大が田んぼの真ん中にぽつりと位置し、駅から大学までの一本道以外はほとんど何もないようなころ、当時関東の二輪車同好会を有する主要大学で構成された、学生二輪連盟(以下学二連)という組織がありました。
その代表をしていたのが当時の芝浦二輪車愛好会会長の方で、主導的な立場で組織運営をされていました。
学二連は様々な活動をしていましたが、特に注目したいのが奥多摩有料道路(現奥多摩周遊道路)の二輪車通行解禁と、CAMPUS-OFFROAD MEETING(通称キャンオフ)の開催です。

バイクが好きな方は奥多摩に行ったことがある方も多いと思います。超有名&人気スポットの奥多摩ですが、当時は暴走族が非常に多かったことや、二輪に対する社会的背景から二輪車の通行が禁止されていました。
そこで学二連が立ち上がりライダーのマナーアップ活動をし、東京地裁に対し二輪車通行解禁のために提訴しました。
その結果現在のように二輪車が通行できるようになったのです。
もしあのとき学二連が訴訟をおこさなければ、今の奥多摩は無かったかもしれません。

次にCAMPUS-OFFROAD MEETINGについてです。
キャンオフは学生対抗のオフロードレースで、その特徴は初心者でも安心してレースを楽しめることと、レースを通して大学間の交流がはかれる点にあります。
芝浦工大現役のライダーもキャンオフに参加し、レースを楽しむと共に他大学のライダーと知り合い一緒にオフ練をすることもあります。
このキャンオフを作ったのは芝浦二輪車愛好会のOB方で、当時学生対抗でできるオフロードレースがなかったので開催したのが、現在も続いています。
当時はテレビ東京の番組で毎週レースの内容などが放映されていたそうです。
学生のかたで、今からレースを始めてみたいという方や、モトクロス、エンデューロが好きな方は是非一度参加してみて下さいね。

その他にも東京モーターサイクルショーに協賛したり、オンロードレースにも参戦したりと様々な歴史がある二輪車愛好会です。